Rotten Miso

2,530円

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関西を中心に DJ や音楽家として活動する Juri Suzue による初アルバムが阿木譲とスタジオワープ =Slowdown Records により立ち上げられたレーベル remodel よりリリース。

Juri Suzue は元々は美術家を目指し、後に白塗りの劇団員へ、そしてその後に音楽へ転向したという経歴の持ち主。
音楽活動ではまず DJ としてハウスやテクノを大阪のローカルバー、クラブなどでプレイし、2011 年からは Midnight JJ 名義でダブ・テクノ中心の EP やリミックスを複数リリースしている(2014 年に Cut Music からリリースした『Quiet Room EP』、2018 年に Different10 からリリースした『Midnight JJ vs Masaru Saito』など)

近年は Juri Suzue 名義でノイズ、エクスペリメンタルな要素を取り込んだ音楽性を指向し、ライブを中心に活動しており、本作に先んじて同じく remodel より 2020 年 5 月にリリースされた 2 枚組コンピレーション『a sign 2』にも楽曲が収録されている。

本作『Rotten Miso』にはハウスやテクノといった音楽がその構造の根幹に持つシーケンスという要素を巧みに抽象化することで生まれた 8 つのトラックが収められており、グルーヴの残り香をまとった低音やノイズ、ボイスサンプルが、ある時は点と線とを行き交うようなまばらさで鳴らされ、またある時は液状化して聴覚へ流れ込む。

ミニマル・ダブ~ダブ・テクノを出発点としそこから創意工夫によって抽象化を試みるといったアプローチは Vladislav Delay や Monolake などにも通じるが、本作はより大胆に周期性から遠ざかり、更に Raster-Noton からリリースしていた時期の Emptyset を思わせるソリッドさに貫かれたサウンドによって音の指向性(運動性)が強調されることで、グルーヴを暗闇の深さを四肢で探るような生々しい触覚性へと転化している点が耳に新しい。

ダブ・テクノから移植された空間系の響きもその探りの痕跡として、もしくは闇の底を微かに照らす明りのように機能し、作品の持つ触覚性を効果的にサポートしている。



この商品は2020年11月23日(月)に登録されました。

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