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Elori Saxl - Drifts and Surfaces (LP)Elori Saxl - Drifts and Surfaces (LP)
Elori Saxl - Drifts and Surfaces (LP)Western Vinyl
¥3,686

7月下旬入荷予定。ニューヨークを拠点に活動する音楽家、作曲家、映像作家のElori Saxlによる2024年アルバム『Drifts and Surfaces』が〈Western Vinyl〉よりアナログ・リリース。アナログ・シンセやデジタルでの実験と並行して室内楽アンサンブルを活用し続け、質感のある感情や小さなアクションの鮮やかなティティールを描き出す事を得意とするSaxl。本作は、「一時的な動きと日常の停滞の間の流動、非日常と世俗の美しさのパラドックス、そして世界で生きることを定義する野心と怠惰」という共通のテーマに沿って制作された作品を収録した一枚であり、優美なアンビエント・ジャズ/モダン・クラシカル”Surfaces”など素晴らしい楽曲を全3曲収録しています。

V.A. - Eccentric Soul: The Cuca Label (Opaque Red Vinyl 2LP)
V.A. - Eccentric Soul: The Cuca Label (Opaque Red Vinyl 2LP)Numero Group
¥5,296

7月下旬入荷予定。名門〈Numero〉がまたしても類を見ないマイナーな名仕事!ハイウェイ12号線の後背地でのみ起こり得るソウル ミュージックのもう一つの歴史。1959年にJim Kirchsteinがウィスコンシン州の片田舎で、記録されていない音楽の才能を捉えるために設立したインディペンデント・レーベルであり、当初はレコード店の一角にあった小さな録音スタジオだった〈Cuca Records〉の60年代のR&Bジェムを満載した『Eccentric Soul: The Cuca Label』がアナウンス。初期のリリースの成功を受けて、急速にその活動を拡大していった同レーベルには、ウィスコンシン州のドリフトレスエリアの丘陵地帯という辺鄙な場所にあったにも関わらず、ウィスコンシン州やミシガン州、シカゴ地域から様々なアーティストやパフォーマーが集まるように。辺境の地であることと、この地域の文化的多様性が相まって、流行の音楽とは一線を画したユニークなカタログが出来上がることに。また、カーチスタインが録音したカントリー・ミュージックたちは、「アウトサイダー・カントリー」と呼ばれる一際奇妙なサウンドとしても愛されています。

Rod Modell - Ghost Lights (2LP)
Rod Modell - Ghost Lights (2LP)Astral Industries
¥5,581

6月上旬再入荷。限定300部のみリプレスです。180g重量盤。大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いRod Model。ダブテクノ/アンビエントの一大聖地〈ASTRAL INDUSTRIES〉から最新アルバム『Ghost Lights』をアナウンス。4つのパートに分かれた『Ghost Lights』は、長いアーチを描く輪郭、波打つテクスチャー、洞窟のようなサウンドデザインなど、広くシネマティックなサウンドを引き出した圧巻な内容であり、これまでで最も壮大なストーリーテリングを特徴とする、没入体験的なアルバムに仕上がっています!

Thee Marloes - Perak (Indie Exclusive) (Clear Merah Vinyl LP)
Thee Marloes - Perak (Indie Exclusive) (Clear Merah Vinyl LP)Big Crown Records
¥3,249

9月上旬入荷予定。大変グレートなインドネシア産ネオ・ソウル盤が到来。インドネシア・スラバヤ発の要注目バンドであり、当地の文化や音楽の要素、ソウルやジャズ、ポップからの影響をミックスしたユニークなブレンドを届けるThee Marloesによる待望のデビュー・アルバム『Perak』が当店お馴染みの大名門レーベル〈Big Crown Records〉よりアナログ・リリース。重量感のあるドラム、うずくようなギター、そして報われない愛と心の問題に特有の複雑さを歌う美しい声が込められた珠玉のソウル・ミュージック。伝染性のコーラス、活気のあるピアノ、ジャジーなギターのリックが特徴的なパンチの効いたダンスフロア・ナンバー”Midnight Hotline”やタランティーノのダンスシーンのサウンドトラックにピッタリなビートバラード"True Love"など珠玉の名曲が勢揃いした一枚!

Actress - Statik (LP)Actress - Statik (LP)
Actress - Statik (LP)Smalltown Supersound
¥3,142

6月中旬入荷予定。〈Werk Discs〉のマネージャーであり、London Contemporary Orchestraとのコラボレーションや、〈Ninja Tune〉や〈Honest Jon's〉といった名門からの作品も知られる英国のエクスペリメンタル・シーン屈指の鬼才Actressによる最新作品『Statik』が〈Smalltown Supersound〉からアナログ・リリース!数々の傑出した作品を残してきたロンドンの名手Darren Cunninghamがその最人気名義にて早くも新タイトルを発表。これまでの作品でも際立って静寂な雰囲気に包まれた本作は、自然で自由に流れる、宇宙的かつ瞑想的な電子音楽が展開された内容の逸品となっています!

John Frusciante - Niandra LaDes And Usually Just A T-Shirt (2LP)
John Frusciante - Niandra LaDes And Usually Just A T-Shirt (2LP)Superior Viaduct
¥6,835

6月下旬入荷予定。2024年度リプレス!Red Hot Chili Peppersにも遂に復帰を果たしたお馴染みの大人気ギタリストであり、昨年自身の愛猫に捧げた初のインストゥルメンタル・ソロ・アルバムもなかなかに凄まじかったジョン・フルシアンテが、レッチリを脱退する前に、名作『Blood Sugar Sex Magik』のレコーディング中に録音を済ませていた音源を収録した94年発表の代表作的アルバム『Niandra LaDes And Usually Just A T-Shirt』の〈Superior Viaduct‎〉アナログ復刻盤。まるで、シド・バレットからドゥルッティ・コラム、ダニエル・ジョンストンまでもが渾然一体となったようなローファイ・サイケデリア/脱線アシッド・フォーク大名作!

Léo Dupleix - Resonant Trees (LP)
Léo Dupleix - Resonant Trees (LP)Black Truffle
¥4,353

6月中旬入荷予定。全アンビエント/ミニマル好きに大推薦!フランスの作曲家兼パフォーマーLéo Dupleixによる初のアナログ盤リリース『Resonant Trees』が豪州大名門〈Black Truffle〉から登場。純正律を扱う若い音楽家の国際コミュニティの積極的なメンバーであるDupleixは、ヨーロッパと日本でソロ楽器奏者やアンサンブルのために作品を作曲し、チェンバロ、ピアノ、エレクトロニクスで幅広く演奏しています。チェンバロとアンサンブルのための2つの長編作品を収めた作品となっており、藤枝守の気だるくメロディックな音世界から、芦川聡のクラシック『Still Way』の威厳のある憂鬱、そして、ブライアン・イーノの〈Obscure〉カタログの独特な室内空間の雰囲気までをも呼び起こしながら、日本の環境音楽にも通じる珠玉の純正律ミニマル・ドローンを展開しています。

長谷川白紙 - 魔法学校 (Translucent Rose Pink Vinyl LP+Obi+DL)長谷川白紙 - 魔法学校 (Translucent Rose Pink Vinyl LP+Obi+DL)
長谷川白紙 - 魔法学校 (Translucent Rose Pink Vinyl LP+Obi+DL)Brainfeeder
¥5,422

8月9日発売。(数量限定/DLコード付き/トランスルーセント・ピンク・ヴァイナル/日本語帯付き/解説・歌詞付き)フライング・ロータス率いる〈Brainfeeder〉と契約した長谷川白紙による待望のニューアルバム『魔法学校』がリリース。
〈Brainfeeder〉移籍後初となり長谷川にとっては約4年8ヶ月ぶりのフルアルバムとなる本作には、レーベル契約発表時にリリースされ、ルイス・コールやサム・ゲンデルらとのコラボレーションでもお馴染みの実力派ジャズ・ベーシスト、サム・ウィルクス (Sam Wilkes)が参加したシングル「口の花火」のほか、KID FRESINOとの共演曲「行つてしまつた」や、花譜への提供曲「蕾に雷」のセルフカバー、挾間美帆がホーンアレンジで参加した「恐怖の星」など全12曲が収録される。
アルバムアナウンス時に解禁された先行シングル「ボーイズ・テクスチャー」は長谷川が2023年、パリ・ファッションウィークでのnoir kei ninomiyaのSpring/Summer 2024のショーのために書き下ろした曲が元になっており、ギターで西田修大が参加。ミックスは浦本雅史、マスタリングはビョーク (Bjork) なども手がけるヘバ・カドリー (Heba Kadry) が担当している。
これまで自身の容姿に対し嫌悪感を持ち、鏡や写真に自身が映る事にも常に恐怖を抱いてきた長谷川が、先日公開されたアーティスト写真のように、それに向き合った曲となっている。
コロナ禍を挟み制作された本アルバムは、前作『エアにに』で切り拓かれた新時代のポップサウンドをさらに撹乱させ、音楽史に新たな1ページを記すかような意欲作となっている。

石橋英子 Eiko Ishibashi - Evil Does Not Exist (LP)石橋英子 Eiko Ishibashi - Evil Does Not Exist (LP)
石橋英子 Eiko Ishibashi - Evil Does Not Exist (LP)Drag City
¥3,951

6月下旬入荷予定(入荷日変更となりました)。ジム・オルークもギターで参加!アカデミー賞受賞作『Drive My Car』の魂を揺さぶる音楽に続く、作曲家・石橋英子と濱口竜介監督による2度目のコラボレーション作品である『Evil Does Not Exist』が〈Drag City〉から登場。星野源、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎、Jim O'Rourkeなどなど、もはやアンダーグラウンド/コンテンポラリーな音楽の枠を超え、名だたるアーティストをサポートしてきた日本が誇る名SSWによる待望の新作。石橋の崇高なコンポジションによりスコア化されたヴァイオリン、ギター、チェロ、鍵盤、ドラムといったセクションからなる孤高の一枚!

Sam Gendel & Sam Wilkes - The Doober (LP+DL)Sam Gendel & Sam Wilkes - The Doober (LP+DL)
Sam Gendel & Sam Wilkes - The Doober (LP+DL)Leaving Records
¥4,196

6月中旬入荷予定。ジャズ・トリオ、Ingaのリーダーとしても知られ、サイケデリックやアウトサイダー、メディテーティヴと評される自由でユニークなサウンドを営んできたLAのサックス奏者のSam Gendelと、同地のベーシストSam Wilkesのコラボレーションよる2024年のデュオ・アルバム第3弾『The Doober』が〈Leaving Records〉からアナログ・リリース!当店ベストセラー、大成功を収めた『Music for Saxofone & Bass Guitar』(2018年)と『Music for Saxofone & Bass Guitar More Songs』(2021年)に続く3枚目がd年越しに登場!メロディーやアレンジの完成度、自由度へと焦点を当てた内容となっている本作では、楽器編成、サウンド、レパートリーの具体的なバリエーションを記録。今回はGendelがCメロディ・サックス、WilkesがフェンダーPベースを担当した内容で、選りすぐりの素材とオリジナル曲のアレンジを収めています。

Joe McPhee - Tenor (LP)
Joe McPhee - Tenor (LP)Superior Viaduct
¥4,321

7月上旬入荷予定。数多くの即興演奏家に多大な影響を及ぼした事も知られるアメリカのジャズ・マルチ奏者=Joe McPheeがスイスの〈Hat Hut Records〉に残した1977年のアルバム『Tenor』が大名門〈Superior Viaduct〉からアナログ・リイシュー!1976年のスイス滞在時に農場の家屋で録音された音源を収録。前作『The Willisau Concert』同様、その後も幾度もコラボレーションを重ねているシンセ奏者John Snyderによる虚脱的なシンセサイザーとヴォイス、Makaya Ntshokoのドラムと共演したフリージャズ傑作!

Joe McPhee - The Willisau Concert (LP)
Joe McPhee - The Willisau Concert (LP)Superior Viaduct
¥4,321

7月上旬入荷予定。数多くの即興演奏家に多大な影響を及ぼしたアメリカのジャズ・マルチ奏者ことJoe McPheeが76年にスイスの〈Hat Hut Records〉に残した『The Willisau Concert』が〈Superior Viaduct〉より待望のアナログ・リイシュー!当時35歳のミュージシャンにとって転機となった、自身初の海外リリース作品で、スイスのルツェルン州のヴィリザウ地区での録音。その後も幾度もコラボレーションを重ねているシンセ奏者John Snyderによる虚脱的なシンセサイザー(ARP2600)とヴォイス、Makaya Ntshokoのドラムと共に展開される破格のフリージャズ/インプロ傑作!

Joe McPhee - Black Magic Man (LP)
Joe McPhee - Black Magic Man (LP)Superior Viaduct
¥4,321

7月上旬入荷予定。数々の即興演奏家に影響を及ぼしたアメリカのジャズ・マルチ奏者Joe McPheeが1975年にスイスの〈Hat Hut Records〉からリリースした『Black Magic Man』が〈Superior Viaduct〉より待望のアナログ再発!ベースにTyrone Crabb、エレクトリックベースにTyrone Crabb、ピアノにMike Kull、パーカッションにBruce Thompson、Ernest Bosticらを起用したアルバム。名作『Nation Time』を制作したのと同じ、ニューヨークの私立大学のヴァサー大学での1970年12月12日のセッション音源を収録。自身の楽曲を中心に展開されていくスピリチュアル・フリー・ジャズ傑作!

Dolphin Hyperspace - What is my Porpoise? (LP)
Dolphin Hyperspace - What is my Porpoise? (LP)DOX RECORDS
¥4,400

6月上旬入荷予定。超人ルイス・コールがゲスト参加!LAを拠点に活躍するエレクトロ・ジャズ・デュオの3rdアルバム!
ジェフ・パーカーとも共演するアルトサックス奏者ニコール・マッケイブとベーシストのローガン・ケインによるエレクトロ・ジャズ・デュオ”ドルフィン・ハイパースペース”の3rdアルバム。シンセとビートが響きまくる中で二人のスキルが大暴れするパフォーマンスが好評なLAを拠点に活躍するデュオが、「Stardust」や「Tea For Two」といったスタンダードを披露するなどモダン・ジャズとビート・カルチャーを融合させ新たな表現を探った意欲作。
一聴して誰が叩いているか分かるでお馴染み、日本では星野源との共演でも知られる超人ルイス・コールや、2012年セロニアス・モンク・国際ジャズ・コンペティション(ドラマー部門)で2位に輝き、現在はサンダーキャットやフライング・ロータスなど人気ミュージシャンの作品に多数参加するジャスティン・ブラウン、ジェラルド・クレイトンやジュリアス・ロドリゲスと共演するマイルス・マーティンなど豪華ドラマーがゲスト参加し、遊び心溢れるジャズ×ダンスビートの世界を展開した踊れる1枚が誕生!

funcionário - Momento Claro (LP)funcionário - Momento Claro (LP)
funcionário - Momento Claro (LP)Glossy Mistakes
¥3,643

5月下旬入荷予定。Jon Hassellと吉村弘に影響を受けた作家が創り出す夢のような風景。小久保隆やYas-Kaz、伊藤詳などを始め、オブスキュア/ニューエイジ・リバイバル以降の地平で数々の名作を掘り起こしてきた名レーベル〈Glossy Mistakes〉から最新物件。ポルトガルの名門〈Hozulam〉からリリースされた前作 『Cavalcante』での成功に続き、同国のアーティスト、funcionárioがアンビエントと第四世界の領域を深く掘り下げた最新フルレングス盤『Momento Claro』が登場!Jon HassellやBrian Eno、そして、吉村弘や小久保隆といった日本の環境音楽作家にインスパイアされたという一作。テクスチャーとレイヤーに富んだ音のタペストリーを提供しながら、スピリチュアリティと内省的な感覚を呼び起こす傑作アンビエントアルバム。

Guided By Voices - Tonics And Twisted Chasers (LP)
Guided By Voices - Tonics And Twisted Chasers (LP)Superior Viaduct
¥4,321

8月下旬入荷予定。オリジナルは20万円近くの高値を付けた事もある鬼レア盤!Robert Pollardの残した最も奇妙であり、最も危険、そして、最も啓発的なレコードが再登場!アメリカを代表する名インディ・ロック・バンド、Guided by Voicesが1996年にファンクラブ限定で発表した限定盤LP作品『Tonics & Twisted Chasers』が、数々の前衛音楽やアンダーグラウンドミュージックを掘り起こしてきた名発掘レーベルこと〈Superior Viaduct〉より待望のアナログ・リイシュー!長年、ファンの間でも神話的な地位を獲得していたミステリアスな作品!原始的なドラムマシンやエフェクト、最小限の楽器編成、そして彼らのDIY精神と共に、 オハイオ州デイトン北部の地下室で生み出された神話的なポップの傑作。息つく間もなく不気味なピアノの嘆きを吐露する"158 Years of Beautiful Sex"や、中西部の夏の夕暮れのようなアコースティックな子守唄"Look It's Basebal"、モノクロのポスト・ロック"Maxwell Jump"といった楽曲が、Pollardによるコラージュ・スタイルのビジュアル・アートのように展開されていく素晴らしい一作となっています。

Jon Hopkins -  RITUAL (Clear Vinyl 2LP+DL)Jon Hopkins -  RITUAL (Clear Vinyl 2LP+DL)
Jon Hopkins - RITUAL (Clear Vinyl 2LP+DL)Domino
¥5,343

(数量限定/クリア・ヴァイナル/SideD特殊エッチング加工/DLコード付き/Indie Exclusive)8月30日発売予定。ジョン・ホプキンスのニュー・アルバム『RITUAL』は、深みとコントラストが特徴。儀式、精神的解放、英雄の旅路をインスピレーションに、古代の原始的なエネルギーを取り入れたこの作品は、洞窟のようなサブウーファー、催眠術のようなドラミング、そして超越的なメロディーで構成された41分間のエレクトロニック・シンフォニーである。緊迫感、没入感、そして究極の高揚感に満ちたこの作品は、彼の22年のキャリアを通して探求されたテーマの集大成であり、2021年の前作『Music For Psychedelic Therapy』と対をなす動的な作品となっている。
アルバムの発表に合わせて公開されたプレビュー音源「RITUAL (evocation)」は、深く催眠的なドラムと、啓示的な光を目指すかのような長いビルドアップで構成されている。不協和音の嵐を経て、荒々しいアルペジオのきらめきへと導かれ、最後には澄み切った高らかなヴォーカルが現れる。
『RITUAL』が完成したのは2023年後半だが、きっかけは2022年、ホプキンスがロンドンで開催されたストロボ効果で視覚刺激を引き起こす「ドリームマシーン (Dreamachine)」のプロジェクトのために作曲した音楽から生まれた。
『RITUAL』は、感情的にもサウンド的にも重厚でありながら、温かみのあるライブ感を纏っており、柔らかさと激しさの並置が全体の中核を成している。時間をかけて準備を整え、41分間途切れることなく『RITUAL』に浸ってほしい。

作曲している時は、自分が何をしているのかまったくわからない。どこから来て、どこへ行くのかもわからないし、それが重要なことだとも思えない。ただ、完成した瞬間がわかる。だから僕にできることは、最後まで感じ取り、何が起こっているのかを回顧的に分析し、その目的が何なのかを考えることだけだ。はっきりしているのは、この作品は儀式の構造を持っているということ。僕にとっては儀式だが、あなたにとっては違うものだろう。この儀式が実際に何であるかについて決めつけないことが重要だと感じている。
それは、自分の内なる世界の入り口を開き、隠され埋もれているものを解き放つための道具、もしかしたら機械のようにさえ感じられる。体の緊張によって固定されているもの。だからこの作品は一般的な「アルバム」の定義からは外れたものかもしれない。現在進行形のプロセス、もしくはあなたに語りかけるもの。同時に、ここには物語があるようにも感じられる。僕が経験しているプロセスの物語であり、我々みんなが経験していることなのかもしれない。創造、破壊、超越の物語でもあるのかもしれない。たぶん、それは典型的な英雄の旅の物語であり、忘却と記憶の旅なのだろう。
- Jon Hopkins

Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)
Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)Brainfeeder
¥6,129

8月9日発売予定。超人ルイス・コールが3年連続となる〈Brainfeeder〉から
最新アルバムをリリース!!今作は世界有数のポップ&ジャズオーケストラである、メトロポール・オーケストラとの共演作!!グラミー賞にノミネートした「Let It Happen」のオーケストラ・バージョンも収録!

ルイス・コールの勢いが止まらない!ロサンゼルスの超人ルイス・コールが3年連続で〈Brainfeeder〉からリリースするアルバムの最新作『nothing』は、世界有数のポップ&ジャズオーケストラである、メトロポール・オーケストラとの共演作。

レッチリ、サンダーキャット、クインシー・ジョーンズ、フライング・ロータスなどから絶賛されていたルイス・コールは、2018年に〈Brainfeeder〉から『Time』をリリースしたことで、一気に注目を集める。超絶タイトなスーパードラマーというだけでなく、複数の楽器を操り自宅でレコーディング&撮影を行い、ミックスやビデオ編集も自分ひとりで完結させるDIY精神は世界的にも高く評価された。2022年の『Quality Over Opinion』からは「Let It Happen」が第65グラミー賞にノミネート、翌年にはアルバムも第66回グラミー賞でノミネートを果たしている。さらにここ数年は自身のビッグバンドやノウワーで来日しただけでなく、サンダーキャットのバンドでの来日、フジロック’23のホワイトステージで2日目のトリ、NHK Eテレ「天才てれびくん」へのまさかの出演など、話題を振りまき続ける最注目のアーティストという立ち位置で今作のリリースとなっている。

今作で奏でられる音楽は、彼がこれまでに手掛けたどの作品よりも大きく、大胆で、広がりがある。これはジャズである。クラシック音楽でもある。ファンクでもある。シンセやループも聴ける。バンド演奏や、もちろん生ドラムも聴ける。フルオーケストラの演奏もある。非常に簡潔な曲もある。10分をはるかに超える曲もある。ルイスにとって、ジャズとは常にあらゆる期待から解き放たれる場所であり、メトロポール・オーケストラとジュールズ・バックリーと共演した『nothing』において、彼はそれを音楽で体現している。

メトロポール・オーケストラは、ジャズのビッグバンドとクラシックの交響楽団が融合した、オランダの超有名オーケストラだ。参加作がグラミー賞に24回ノミネート、そのうち見事4回受賞している。1945年創設、エラ・フィッツジェラルド、ディジー・ガレスピー、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、エルヴィス・コステロ、イヴァン・リンスなどのレジェンド達と共演。近年は首席指揮者ジュールズ・バックリーの指揮で、スナーキー・パピー、ジェイコブ・コリアーとの共演作がグラミー賞を受賞。さらにロバート・グラスパー、グレゴリー・ポーター、コーリー・ウォンなどの新世代のスターとも積極的に共演してきた。

ルイス・コールとは2021年から、ジュールズ・バックリーの指揮で何度となく共演。ライブではルイスに倣って皆がガイコツ・スーツを着るのが定番となっており、今作のジャケットでもその写真が使われている。

今作のリリースは驚くべきことだ。なぜならほぼ最後の最後まで、『nothing』は実のところアルバムではなかったからである。それはコラボレーションであり、一連のコンサートであり、ふたつの世界のクロスオーバーだった。ルイスはこうした機会を長年にわたって待ち望んでいた。父親がクラシック音楽の大ファンだったため、彼は子どもの頃、そうした音楽をたくさん吸収していた。

オーケストラとのプロジェクトに取り組むとすぐに、彼は作曲に“熱中”した。完成した録音は17トラック、1時間以上に及んだ。ルイスが探し求めていたものは非常に明確だった。その課題とは、深く感情を揺さぶる音楽を作ることであり、同時にシンプルでまっすぐなものにすることだった。

完成した17トラックは、ほとんどが新曲。すべての作曲・アレンジ・ミックス・マスタリングはルイス本人が行っている。オーケストレーションもすべてに携わり、内8曲は自分ひとりでオーケストレーションを完結させた。

外部のアレンジャーと仕事をするという選択肢は決してなかった。「結果に満足するためにはそれしかなかった。これは僕の純粋なヴィジョンなんだ。それは他の誰のものとも混ざることがない」

ジュールズ・バックリー指揮のメトロポール・オーケストラは、このプロジェクトの理想的なパートナーであった。このアンサンブルは、50人編成のオーケストラ、ルイスのバンド、そして彼の長年のクリエイティブ・パートナーであるジェネヴィーヴ・アルターディなどのゲスト・スターが参加するツアーを行い、ヨーロッパ各地で全日程が満員となった。いくつかのヴォーカルの再録音と楽器の重ね録りを除き、『nothing』で聴けるのはこの恍惚的なライブからの抜粋である。

今作に収録されるテイクには、2021年のスタジオセッション、2022年のノースシージャズフェスティバル、2023年のドイツとアムステルダムでのライブ録音などが使われている。ルイスによれば、これらの録音から一番良いテイクを自分で選んでミックスするために、60人以上いるオーケストラとバンドの音を全て聴いて確認したとのことだ。

ルイスにとってはミキシングの段階が仕事のハイライトだった。彼はまるまる9か月かけて最良のテイクを選び、オーケストラのパートが本当に輝くまで音響のバランスとフリーケンシーを調整した。「ミキシングが終わったときは悲しかったよ」と彼は笑う。「自分のソロ曲をミキシングしていると、曲に魔法の粉が必要だと感じることがある。 でも、オーケストラ全体と自分のリズムセクションをミキシングしていると、人間的なエネルギーが溢れてくる! 魔法を加える必要はない。魔法はずっとそこにあるんだ」。

そのリズムセクションとヴォーカルで、いつもの仲間が参加している。ノウワーなどでも一緒に演奏しているジェネヴィーヴ・アルターディ、サム・ウィルクス、ジェイコブ・マン、ライ・シスルスウェイティー、ペドロ・マーティン、フェンサンタなどだ。

彼らが参加する「Life」「High Five」などはノウワーの曲のようでもあり、さらにルイスの既存曲「Let It Happen」「Shallow Laughter」「Bitches」もオーケストラ・バージョンとして新しく生まれ変わっている。またライブで演奏していた「Who Cares」も初めてアルバムに収録された。

アルバム全体としてはこれまでのルイスの音楽世界をメトロポール・オーケストラがさらに拡張させた内容であり、いつも以上に美しく、いつも以上にカオスになっていると言えるだろう。アルバムの開幕を告げる「Ludovici Cole Est Frigus」では、ルイスはドイツのヴッパータール・シュタットハレで、大ホールにある巨大なオルガンを自ら弾いて荘厳な世界を創り出し——すぐに「Things Will Fall Apart」でタイト・ポップ・ファンクへ漕ぎ出していく。ルイスの過去作でシンセなどで表現されていたカオスなハーモニーが、メトロポール・オーケストラによって表現される瞬間は圧巻の一言。まさに、これぞルイスが語る「魔法」そのものだろう!

Overmono & The Streets - Turn The Page (12")Overmono & The Streets - Turn The Page (12")
Overmono & The Streets - Turn The Page (12")XL Recordings
¥2,436

7月12日発売予定。UKチャートで11位にランクインし、近年リリースされたエレクトロニック・レコードの中でも最高傑作の1枚として広く評価されているOvermonoのデビュー・アルバム『Good Lies』(「UKレイヴの歴史が完璧なまでに抽出されている」-ガーディアン紙)のリリースから1年、各所でプレイされ絶賛されていたThe Streets『Turn The Page』のリミックス音源が〈XL Recordings〉より待望のシングル化。
このシングルは、ジャック・サンダースが出演したBBCラジオ1の「Hottest Record of the Week」で初オンエアされ、〈XL Recordings〉の象徴的なハウスバッグ・シリーズの数量限定12インチでリリースされる。

Jennifer Walshe & Tony Conrad - In The Merry Month of May (LP)Jennifer Walshe & Tony Conrad - In The Merry Month of May (LP)
Jennifer Walshe & Tony Conrad - In The Merry Month of May (LP)Drag City
¥4,337

6月下旬入荷予定。ミニマル~ドローン・ミュージック発祥地としても音楽史残る、La Monte Youngが60年代末にニューヨークで設立したグループ「永久音楽劇場」に、John Cale, Angus MacLiseと共に参加、また映像作家としても活動を続けるミニマリスト、Tony Conrad。偉大なる同氏の最後のスタジオ録音にして、Jennifer Walsheとの初のデュオ・リリース作品『In The Merry Month of May』が登場。恐れを知らぬ、しばしば比類なき2人の魂が織り成す唯一無二の作品であり、Walsheによるボーカルとと共に崇高なミニマルドローンが連なる破格の傑作!

Thom Yorke - Confidenza (Cream Vinyl LP+Obi)Thom Yorke - Confidenza (Cream Vinyl LP+Obi)
Thom Yorke - Confidenza (Cream Vinyl LP+Obi)XL Recordings
¥5,972

7月12日発売予定。(数量限定/クリーム・ヴァイナル/日本語帯付き)トム・ヨークがルカ・グァダニーノ監督が2018年に手掛けた『Suspiria』のリメイク版のオリジナル・サウンドトラックに続くサウンドトラック作品『Confidenza』を〈XL Recordings〉よりリリース!
アルバムに合わせて発表されたシングル曲「Knife Edge」は、エリオ・ジェルマーノとフェデリカ・ロゼリーニが主演を飾るミュージック・ビジュアルで『Confidenza』の編集を担当したアエル・ダリエ・ヴェガが映画からの場面を再編集している。
サム・ペッツ・デイヴィス(トム・ヨーク『Suspiria』、ザ・スマイル『Wall Of Eyes』)がプロデュースした『Confidenza』は、サム・ペッツ・デイヴィスとトム・ヨークが、ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団と再び手を組み、ロバート・スティルマンやザ・スマイルのバンドメンバーでもあるトム・スキナーを含むジャズ・アンサンブルとも協働している。2019年、トム・ヨークはエドワード・ノートン監督の『Motherless Brooklyn』に音楽を提供し、2022年には『Peaky Blinders』の最終シリーズのために2曲のオリジナル・トラックを書き下ろした。

Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland - Transport (2024 Repress) (2LP)
Juan Atkins & Moritz von Oswald present Borderland - Transport (2024 Repress) (2LP)Tresor Records
¥4,764
5月下旬入荷予定。CybotronやModel 500などの名でも知られるデトロイト・テクノの帝王、Juan Atkinsと、Basic ChannelことMoritz von Oswaldによる2016年傑作『Transport』が2024年度リプレス。うっとりするような静寂に包まれたまま、目に見えない形でテクノ的なアンビエンスと未来的なクラブ・ジャズの間を揺れ動くエポックメイキングなエレクトロニック・ミュージックの傑作。
Master Wilburn Burchette - Opens the Seven Gates of Transcendental Consciousness (Opaque Red Vinyl LP)
Master Wilburn Burchette - Opens the Seven Gates of Transcendental Consciousness (Opaque Red Vinyl LP)Numero Group
¥3,861
6月中旬入荷予定。おどろおどろしくも暖かく、瞑想させる秀作です。ギターと電子音でカルトな魔術盤を残してきた米国の秘宝人、Master Wilburn Burchetteの72年盤が〈Numero Group〉よりアナログ再発!ギターの弦が持つ暖かな揺れと、墓地→宇宙シンクロな発光電子音の絶妙な温度が良い。Nurse With Wound系インダストリアルからAsh Ra Tempel以降のクラウト/サイケ、〈Creel Pone〉もの、〈Wah Wah〉の電子音楽再発部門、〈Feeding Tube〉の怪しげな再発やBobby Beausoleilなんかのファンも響く1枚!
Aaron Frazer - Into The Blue (Frosted Coke Bottle Clear LP)
Aaron Frazer - Into The Blue (Frosted Coke Bottle Clear LP)Dead Oceans
¥3,559
6月下旬入荷予定。ブルックリンのマルチ・インストゥルメンタリストのAaron Frazerによる最新アルバムにして、サイケデリア、スパゲッティ・ウエスタン、ディスコ、ゴスペル、ヒップホップを大胆にブレンドした『Into The Blue』が〈Dead Oceans〉から登場。その紛れもないファルセットとクラシカルなソングライティングはそのままに、本作の核となるヒップホップ的メンタリティをしっかりと今に置き、様々なジャンルやプロダクション・テクニックを織り交ぜながらしっかりと新しいものを作り上げた一作となっています。

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