Reinier van Houdt / Bruno Duplant - Lettres et Replis

長年に渡る活動の中でJohn CageやLuc Ferrari、Alvin Lucierなどともコラボレーションしてきたオランダのベテラン・ピアニストであり、先日のAlvin Curran新作でも素晴らしい演奏を披露したばかりのReinier Van Houdtと、FtarriサブレーベルのMeennaやAnother Timbreなどを始めとした通好みのレーベルから数多く作品を繰り出すフランスの音楽家Bruno Duplantによるコラボ作が、Erstwhile RecordsやGravity Waveの運営にも携わるYuko Zamaが始動した要注目のコンテンポラリー系新レーベル、elsewhereから登場です！Bruno Duplant作曲によるスコアをReinier van Houdtが演奏したピアノ作品集。Reinier Van Houdt宛てに個人的に綴られたレター形式の三つのスコアであり、ページ全体に分散した文字がシーケンスとして組み込まれている”Lettres (1-3)”などを始めユニークなコンセプトの楽曲を六編収録。ジョン・ケージ生誕100周年の日にロッテルダムでVan Houdtがフィールド・レコーディングした素材などを交えつつ、微妙なニュアンスを秘めたピアノの音や半透明の倍音、そして豊かな響きによって、ノスタルジーとメランコリアが同居する孤高の音世界を形取った傑作ピアノ作品集。ミックスはReinier van Houdt、マスタリングはBruno Duplantが担当。限定500枚。大推薦！