Colored Music

今年もColumbiaよりCD版が再発され、昨今再評価著しいBetter Daysの雄Colored Musicのファースト・アルバム！自身のソロ作でもエクスペリメンタルなニューウェイヴやエレクトロニックからボサノヴァまで横断し、YMOのツアーにも参加、ゼロ年代にはロボットSFアニメ不朽の名作「ラーゼフォン」のサントラも担当しているジャズ・ピアニスト、橋本一子とその夫、藤本敦夫による八十年代に活動したユニットであり、和製バレアリック〜コズミック・ジャズとして、海外でも再評価きわまる81年唯一作が、高田みどりや清水靖晃などの再発で絶大な人気を誇るスイスのWRWTFWW Recordsから堂々の初ヴァイナル・リイシュー！

これは2018年の再発盤に於ける最重要の一枚の一つと言っても過言ではないでしょう！オリジナル盤のLPは20000円は下らない激レア盤であり、discogsのディガー達を魅了し続けた至高の名盤。村上”ポンタ”秀一、川端民生、堀尾和孝、樋沢達彦などを始め、八十年代の粋を集めた豪華ミュージシャンがサポート。エレクトロ・ファンクからアヴァンなシンセ・ポップ、ディスコにニューウェイヴ、ジャパニーズ・プログレまでも横断したウルトラ・ハイブリッドな音楽性。

Studio Muleの和物好コンピ「Midnight In Tokyo Vol. 1」にも収録されたばかりのタイトル曲”Colored Music”のファンキーでプログレッシヴな冒頭に始まり、妖艶なピアノとミスティックなシンセに橋本氏の歌声が神々しく絡み合うキラーチューン、“Anticipation”、アヴァンギャルドに爆走しまくりなピアノの打鍵とミニマルなリズムマシンによるクラブ映えバツグンなオブスキュア・レアグルーヴ、“Heartbeart”等々強力な楽曲の数々を収録。オールドスクールなチップ・オン・スリーヴ仕様。自身のレーベルからも彼らのリエディット盤を発表しているChee Shimizu氏（ORGANIC MUSIC）によるライナーノーツが付属。