Greek Fusion Orchestra Vol.1

オリジナルは1977年に録音。ギリシアのクラリネットの伝統音楽を学んだアテネの鬼才であり、60年代にはパリでアヴァンギャルド志向を確立、70年代中盤にはGreek Fusion Orchestraを結成したKyriakos Sfetsasによるギリシャ発ジャズ・ファンクのオブスキュアな一枚がセネガルの目利きレーベルTeranga Beatからなんと発掘リリース！

伊達男ならヘアケア中に聴きたい一枚。ここまでに情感たっぷりなイントロから一転、変態ベースに軽すぎるスネア（ここまでジャズの録音でドラムの音が小さいことってあるのか）だが、控えめながらも確かなドラミング。フルートを含め管楽器隊の演奏が優雅ですらありますね。アフロビートにも連なる、とてもドラマティックで、味わいのある一枚。隠れた傑作！イタリアのプログレ好きにオススメ！