Laid Back

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 コーキー・キャロルは、ジェリー・ロペスと並び世界で最も有名なサーファー・レジェンドのひとりであり、世界で初めて“プロ”となったサーファーである。1966年から5度の全米チャンピオン、3度の世界チャンピオン他あらゆるビッグ・タイトルを総ナメし、サーファーマガジン誌より「ナンバーワン・サーファー」の称号を与えられた。

そのナンバーワン・チャンピオンだったキャロルが、プロ・サーファーから引退する契機ともなったサーフィン史においても重要なアルバム、それが本作、1971年発表の伝説的名盤『レイド・バック』である(彼は1972年に勝負の世界から身を引く)。

『レイド・バック』は、ハワイ生まれのサーフボード・シェイパーの草分け、レイモンド・パターソンによるハワイアン・スラックキー・ギターからはじまり、キャロル自身の演奏はもちろん、ブルージーなアル・オーキー、あの小説『ビッグ・ウェンズデイ』の作者デニー・アーバーグ(ex. Farm)、メローなウェストコースト・サウンドのバンド、Hanaの演奏などを含みつつ、ほぼ全編をアコースティック・セットの演奏で構成した、その名の通り“レイド・バック(ゆるく落ち着いた)”したアルバムである。ここにはリヴァーブもロックなエレキ・インストもヴォーカルのハモりもなく、まさにサーフィン後のクールダウンのような、リラクゼーションに引き入れるような穏やかな作品が並ぶ。この“感じ”。トミー・ゲレロの1stやジャック・ジョンソンのルーツを辿れば必ずこのアルバムに行き着くのだ。

『レイド・バック』はビーチボーイズともリンクした南カリフォルニアのローカル・バンド、ファーム(Farm:『The Innermost Limits of Pure Fun』[EM1066CD]を参照)のドラマー兼エンジニアだったデニス・ドラゴンとの共同プロデュースで、ドラゴンが全ての録音を受け持ち、彼らのレーベル、ルーラル・レコード(Rural Records)の第一弾として自主制作された。

本作の核心は演奏者が“本物”のサーファーであることだ。キャロル曰く、「それまでのサーフ・ミュージックといわれるものは、たまにサーフィンもするミュージシャンがやったもので、“本物”のフルタイム・サーファーが演奏するものは無かった」。

キャロルとドラゴンは録音機材をフォルクスワーゲンバスに積み込み、サーファー仲間のもとを訪れては現地録音して曲を集め、コーキー・キャロル&フレンズとしてアルバムを制作した。スタジオ録音なしでそのクオリティーは特筆すべき点でもある。本作は当時1000枚プレスされ、南カリフォルニアのサーフショップやライブで手売りしたのみ。チャンピオン・サーファーのキャロルの初の音楽作品であり、伝説的な面子が揃っていることもあって、現在も探し求める人が絶えず、極めて入手困難な作品となっている。もちろん今回が世界初再発となる。
なお、本作のデジタル処理とリマスターはデニス・ドラゴンによるもの。
 

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この商品は2011年07月08日(金)に登録されました。