Gong Culture of Southeast Asia vol.1 : Ede group, Vietnam

1,620円

カートに入れる:

Wish List

エデ族の男性たちによるゴング音楽のフィールドレコーディング。テンポが速く、野性味溢れる音色は、エデ族の男性アンサンブルならではのスタイルだといえます。演奏は平らに削げ落とした木枝の撥でコブのないフラットゴングの表面や裏面を打ち鳴らしながらリズムやメロディを組み立てていきます。また、エデ族はゴングの他に竹楽器のチン・クラン(Cing kram)の演奏も得意としています。普段の生活において、ゴングは神聖なものなので使用ができません。そのため、ゴング演奏の練習楽器としてチン・クランを使用します。

稀少なフィールドレコーディング音源を多数リリースするconcreteから、ゴング音楽シリーズを連続リリース。
今後20タイトル近く続く第一弾2作品は、ベトナム中部のダクラク省に移住する少数民族、エデ族のゴング音楽。
concreteから、フィールドレコーディングによる音源2作品を発表します。今回リリースする2作品は、ベトナム中部のダクラク省に居住する少数民族、エデ族のゴング音楽です。レーベル主宰者の森永泰弘は2017年の5月と8月にベトナム中部をフィールドワークしながら少数民族のゴング音楽をレコーディングしてきました。今回リリースする2作品は、森永が現地でレコーディングした、たいへん稀少な音源です。
エデ族(Ê-Đê)は、ベトナム中部ダクラク省に居住する家母長制の民族で、言語学的にはオーストロネシア語族のマレー・ポリネシア語派に属します。彼らの住む集落は、主に家族や親戚、集落付近を流れる川や山の名前がつけられ、集落内には、サン・ドク(San dok)と呼ばれる(約25m-45m)ロングハウスに血筋の繋がった家族がまとまって暮らしています。このサン・ドクは、乾季に吹く北東部からのモンスーンや雨季に吹く南西部からのモンスーンを避けるために出入り口と階段が北と南にそれぞれあり、入り口は男性、出口は女性を意味しています。階段は木の主幹が使われ、先端部が船先のように上部が反り、丸みのある三日月型に彫られた女性の乳房を模った装飾が加えられていることから、母系文化を感じさせます。また、エデ族にとって、ゴングも母系文化を象徴する大事なシンボルであり、コブの付いたゴングは女性の乳房を意味します。ゴングはコブ付きとコブなしゴング(フラット・ゴング)がエデ族の音楽演奏で使用され、葬式や水牛供儀の儀礼、結婚式などの祝祭で演奏されます。
ちなみに、ここで紹介している音源はおよそ2分から5分程度のものばかりです。本来、諸民族の音楽のほとんどは、儀礼や祝祭時に演奏され、数十分、数時間、長い時には数日間、休憩を挟みながら演奏されます。また、少数民族の方々の音楽は随時変化していきますし、同じ民族でも集落や奏者が変われば音楽もガラリと変わります。彼らはプロの音楽家というわけではなく、普段は農作業をしている人たちがほとんどです。したがって、音楽演奏の上手い下手はとりあえず置いといて、世界にはいろんな音楽があるんだなっということに驚きをもっていただけたら本望です。森永泰弘



この商品は2017年12月01日(金)に登録されました。

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めになっています。