SuryaShakti : 縄文土偶 (緑釉1)

  • title: SuryaShakti : 縄文土偶 (緑釉1)
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12,800円

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厳選された土と釉薬で製作された、本作品は信楽の窯で焼かれた一点ものです。是非お部屋の良く見えるところに鎮座させてください!

専用アクリルケース付属(+SuryaShaktiコットンバッグ付)
土偶寸法(縦14cm 横8.5cm) ※大凡になります

縄文の間

テルマ(埋蔵経)とはチベットに伝わる伝統で、太古に地中に埋められたり、大気の特殊な領域(虚空蔵)にセットされ、人類がそれを知る準備ができた時にテルトン(埋蔵経発掘者)たちによりその時代の人々へ新たな(?)叡智が開示されるという尊く生きた教えのこと。
私たちはこの遮光式縄文土偶をテルマと同様の霊的文脈に繋がる古の藝術作品と考える。

合理的思考、相対的世界観がほぼ地球全土に行き渡り、政治的・経済的成長の名の下に、現在私たち人類は地球を今までに無い危機におとしめている。
自然を所有物とし、共同体は個人主義により機能を薄れさせ、個人中心の世界という夢想の中、消費社会がセットアップされ、生活と労働の目的が極度に偏った私たちの生きるこの現代。終には自ら手を出した核分裂の炎に命の存続を脅かされる始末。
学ぶことは多々あったのは確かだが、地球の存続、人類の根本的な存在意義を思うと、もうこのこの袋小路から抜け出るときなのだ。
では一体何処に?そしてどのように?人間の思考は堂々巡りを続ける。情報の時代はインターネットのユーザーとなることで、プライバシーの放棄と時間を対価にあらゆる既存の知性にアクセスをゆるしたが、その背後の経済と情報という名のパワーを兵器とする名を変えた世界戦争は日に日に激化している。

ときは「知」の時代から「気」の時代へと移行している。
気とは感じるもの。長く続いた縄文の時代、私たちの先祖は律令による社会の統治を避けていた形跡がみられるという。知を基礎とすることにって結果的に生じる社会と個人のアンバランスを予見したためであろう。しかし、特に中世以降の知と個を軸とした政治・経済活動は「発展」をキーワードに地球人類の多くに浸透し、「モダン」の加速を経て今日に至る。人は大きな壁を実感するまではその過程に於いて失ったものを振り返ることはない。
気とは相反する事物の合間を無限にを行き来出来る流動的存在。それはものごとの「質」にたいする感性の発展を助長する。気は矛盾を無理なく肯定し、その合間を往来する。
気とは、直線的時間、また三次元的空間にとらわれない、乗り物の様でもある。人間の体内に秘められた未開の記憶と潜在能力の息づくDNAの螺旋を旅する霊的な乗り物なのだ。

この「気」で読み取るこの縄文土偶は私たちに平坦な歴史的遺物としての存在から大いに飛躍し、今私たちに求められている社会構造を見直すための「テルマ」として、ここににやってきたのだろうと感じられてならない。この渦巻く縄文のひだの内に流れる気は現代の私たちの感性に何を伝えようとしているのか?

承知の通り人間はその潜在的な能力を殆ど開示してはいない。表面的に認知出来るものにとらわれ、「間」に感知される無限に広がる多次元へと広がる空間とその可能性が見えなくなっている。日本文化は「間」の文化とも呼ばれその絶妙な空間認知感覚・空間構成感覚はよく知れるところ。「間」とは共同体の命である「共有」をもあらわす。八百万のアニミズムの神々は「間」に満ち満ちている。
私たちは日本人は「間」を通じた自然とのコミュニケーションにとても秀でている民族だった。だからこそ母なる大地の美しき肉体である自然を敬った。だからこそ詩的な無言に美を見出し、言葉で全てを伝えようとすることに潜在的な拒否反応を覚える。だからこそ中空構造に普遍性を見出す。そして物事のコンクルージョンの内容が大切なのではなく、永続的なプロセスのその質を重視する。

この土と火で創出された太古のやきものに観念的な考察や解釈をできるだけ付加せずに静かに世の中に送り出したい。この土偶とあなた自身のとても密でプライヴェートな対話を大切にしてほしい。心の内に涌き起こる思いをありのままに受け止めてほしい。

型を使って製造すること、またこの土偶が人々の手元に届くには金銭交換も生じる。これは純粋な縄文の精神性に反するものかもしれないが、この大きく隔たった現代と太古の間に存在する宇宙への旅のその大切なガイドとなることには代わりはないだろう。
この距離こそが宇宙からの大いなる贈りものなのだから。

毎日の生活に土偶が入り込むことで、「今」への新たなエネルギー・ダイナミックスが誕生することでしょう。その変化を「気」をつけて観察してみて下さい。



この商品は2015年03月14日(土)に登録されました。