フロアとサティー

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ポストパンク時代に現れた、日本が世界に誇る(べきだった)フィメール・バンド、サボテンの名演傑作選! 採算度外視、ヴァイナル・オンリーLP2枚組で気合いリリース!!

百 花繚乱、インディーズ時代の幕開けを告げた1980年代頭、デザイナー/美大生の女子達によって東京で結成されたサボテンは、「エリック・サティーをエレ キバンドでやったらどうなるか」という実験的興味を動機にした主役不在の演奏ユニットである。
フツーのロックの基本であるフォー・リズムを全てメロディー 楽器とし(←この発想からして破天荒)、ストイックに器楽曲をプレイするバンドで、時にはステージに背を向けて輪になって演奏。すきまだらけの音、変拍子 でノン・グルーヴの特有のリズム感、完全に後のオルタナ/ロウファイ・バンド群を先取りしていた。
和製スリッツかレインコーツか?はたまたESGかキャプ テン・ビーフハートかシャッグスなのか?いや、そもそも「何々のコピー」から出発していないサボテンは誰にも似てねえ!

彼女達は突然段 ボールの蔦木栄一氏の後押しでライブ・デビューする際にサボテンと命名され、1982年には突段のレーベル、FLOORのリリース第一弾として1STアルバム『サボテン』を発表。
氏のすすめでヴォーカルも入れ、LPはヴォーカル/インスト片面ずつの構成で、どちらが表か分からないジャケットでも有名 (?)。これらは本作『FLOOE ET SATIE』のディスク1に収録。

1980年代初期から中期にかけ数多くライブを行い、英の サックス奏者、ロル・コックスヒルとのライブ・セッション(その一部が仏:NATOのサティー・カバー集に収録された)、米のフレッド・フリスのプロ デュースで米のコンピLP収録などなど精力的に活動し、その後は活動休止・再開を繰り返す。

自他ともに認めるサボテンの最もサボテンらし さは、やはりロウファイなエリック・サティーの演奏にあり、その真骨頂を本作ディスク2にまとめた。収録作品は、バンド自身が代表作に挙げるサティー演奏集『レッツ・サティー!』、自主制作7インチEP、フレッド・フリスのプロデュース作品、1STから10年後に発表された2NDアルバム『目覚める』から のコンパイル。
特に『レッツ・サティー!』は初レコード化であり、マスタリングとミキシングのやり直しで全く別もののサウンド・クオリティーに変貌。昔か らのファンもご期待を!

「下手くそバンド」と言われ続けていたそうだが、そんな揶揄は最早どうでもよい。サティーをノイズまじりの音の雲 のように演奏するという行為自体キョーレツだが、当時のオーディエンスからしてバンドの本性をつかんでいたとは思いにくい。数々の評がそう語るし、ああい う「時代」だったし~。
御大サティーがそうであったように、サボテンも長い長い誤解を経て、ロック・マガジン(*注1)も宝島(*注2)もイカ天(*注 3)もない30年後の今、ようやく完全な理解を得る機会が訪れた。貴方は日本にサボテンがいたことを誇れるでしょう!

「サティの音そのものが一人一人の脳の中のスコアに、リアルにその位置を刻むことができるという点で、より視覚的であり、これは、サボテンの音楽に通じるものがあるのだ」BY 宮川いづみ 


*注1:阿木譲先生が創刊されたロック雑誌。色んな人が刺激された。
*注2:元は植草甚一の『ワンダーランド』が母体で、わが国のサブカルチャー雑誌のはしりとして多くの若者を啓蒙。80年代にはインディーズ・ブームの中核のような存在になり、その後はエロな雑誌になった。今はよく知りませーん。
*注3:インディーズ・ブーム最盛期のTV番組「三宅裕司のいかすバンド天国」の愛称。「次のバンドはこのバンドだいっ!」って30代以前の人は知らねえだろなあ。


=本作の仕様=
全曲最新リマスター(一部再ミックスも)
LP2枚組/特製4C印刷スリーブ封入
解説/随筆:松本里美/宮川いづみ/蔦木俊二
貴重写真多数掲載



この商品は2013年07月03日(水)に登録されました。

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