Por#1&2 Vol.2

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本作は、メルツバウこと秋田昌美が所蔵する未発表・未編集音源を年代順に編纂していくアーカイブ・プロジェクト第一期・第四作目である。
本シリーズ第一期においては、1979年から1981年までのカセットテープ音源をCD六枚に渡って収録している。これらはすべて秋田昌美と水谷聖によるスタジオ・ライブ・セッション音源で、別作品のマテリアルとして編集/リサイクルされたことはあったが、完全な「オリジナルの状態」でのリリースは今回が初となる。その意味で本録音シリーズは、セルフ・アーカイブ/セルフ・マテリアルの開示ともいえよう。

<作品概要>
さて、本作においても秋田氏には興味深いメモ(覚え書き)を寄せていただいたが、まずはあえて「Vol.1」のメモも全文再掲載し、このセッションの時系列を浮かび上がらせてみたい。
●『Por#1&2 Vol.1』(1980年5月4日録音)  「この録音は1980年の5月4日に自宅で行われたセッションを録音した90分テープの片面である。オリジナルのカセットテープのインデックスには「Pornoise 1 & 2 」というタイトルがつけられているが、カセット本体には 「MPor #1」「por#2」と書かれている。「Pornoise」は後にMerzbowの作品シリーズのタイトルとしても知られていてまぎらわしいので 「Por#1 & 2」というタイトルにした。「Por#1」は「Por#2」の最後の曲の流れなので実際は時系列の後の方のセッションだが何故かカセットのA面に録音されており、またカセット本体にも 「#1」と記されている。内容は、私がギター、水谷がタブラとドラムを演奏している。最後の2曲だけテープやフルートなど色々な音が入っているので、もしかしたらライブではなく多重録音なのかもしれない。」
●『Por#1&2 Vol.2』(1980年5月4日録音)  「「Por#1」の覚え書きに書いたように、そもそもはこの録音が前半である。1曲目と2曲目は私がマイクのフィードバックとドラム、水谷がギターを弾いている。最後の曲は私がラジオ、水谷がタブラを演奏している。いつもの我々のセッションの流れからすると、最初に長尺の割合真面目な楽器によるセッションを行い、後半は慣れない楽器に持ち替えて遊ぶというパターンである。尚、部分的に「Merzbow Collection」シリーズでミックス素材として再利用されている。」十二分な演奏力を持った秋田と水谷にとって、若くして知りすぎた「ロック」からいかにして「逸脱」するのかは極めて重要なテーゼであったはずだ。そして「逸脱」の希求と実践こそが、その演奏を融解させ、彼らを「ノイズ・ミュージック」という音響領域へと導いた重要な「福音」であったとしてみればどうだろうか。ここには確かに「新しい音楽」が生成しつつある。この「実践」と「実験」は、これ以降も、より大胆に実践・展開されるわけである……。  デンシノオト



この商品は2018年06月15日(金)に登録されました。